もっとブログの更新を。博多でも東京のファイナル並みの曲数を!!博多ライブの当日、現地のスタッフに文句を言われる。
　待て待て。ツアー中と言えど、現実にはライブ以外にもバンド雑務は山ほどある。近頃じゃライブのブッキングひとつだって、会場へのオファーは半年も前に必要だ。ライブやイベントの詳細が決まっていなくても、会場を押さえておかなければ、空き日がなくなる。移動中にそういった事だって片付けなければいけないんだぜ。なかなかブログを書く暇がないんだ!!と喉元まで来た言葉を飲み込んだ。
　で、ファイナル並みって、それは何曲なんだ?聞き返す。本編30曲、アンコールがあればプラス4曲ですね。34曲、過去最多の曲数の返答。おいおい、俺は今日から4連チャンだぜ。笑いながら答える。じゃあ、メンバーに聞いてみるよ。
　スタッフの希望通りの曲数。結果オーライ。博多はいつもいいが、それ以上にいいライブだった。次の広島も盛り上がった。いい気分で広島ライブの翌早朝、スタッフのアキラを1人連れて飛行機で山形まで。
　現地スタッフとアキラとのやり取りの手違いで、夜9時と聞いていたのが、実際には夜7時の出番。ドタバタの中で野外ステージへ。野外は10年、いや20年振りぐらいになるか。ユニットバンドのゲストボーカルと言えど、ノンリハで野外ライブは......とやや不安もあった。トラブルは覚悟の上、案の定始まってみれば、ライブの半分ぐらいまではモニターは全く聴こえず。それでもその日一緒だったスタパンやロティカのメンバーをステージに上げたりして、ユニットバンドならではのお祭り状態になり、SCのライブとはまったく違う感じの、レアなステージだった。
　打ち上げは夜中4時ぐらいまで参加して、早朝7時過ぎには新幹線で東京、そして羽田から飛行機で米子まで飛ぶ。米子も動員はともかく熱いライブに。実際には疲れているはずの身体もスイスイ動く。手前のタフさに手前で驚きながら、改めて実感する。男の決め手はバイタリティ。気持ちに一発、カンフル注射!!それで体力もみなぎるって事だ。
　そしてミーティングで潰れた移動日を挟んでの和歌山ライブ。メンバーの中では今回のツアー中で動員も盛り上がりも一番ヤバイ会場かなと思っていたが......ところが始まってみればいきなりモミクチャ状態。時間の都合で曲数も少なめ、アンコールもできなかったが、面白いライブだったな。
　今回のツアーもあと東名阪の3本を残すのみ。気分は最高潮、体調は万全、アドレナリンをさらに充填して真っ白に燃え尽きるぜ。
　by HIKAGE