2009年07月
2009年07月07日
"MUTANT MONSTER" 1st MINI ALBUM 本日発売 !!
"MUTANT MONSTER" の1st MINI ALBUM [FOLLOW ME]が本日より、タワーレコード等の大手レコード店にて発売になります。
平均年齢17歳のこのガールズパンクバンドは、突然新星のごとく現れ、約1年余りで50本近く全国でライブをこなしている。ライブを重ねる毎にその成長ぶりには驚かされている。
今回の1st MINI ALBUM [FOLLOW ME]は、聴く度に歌詞の魅力とサウンドの破壊力が増す、21世紀の"最新型"パンクアルバムとも思える。個人的にかなりお薦めのALBUMともいえます。
7/19 三重〜"FOLLOW ME !!" TOUR が始まります。詳細はMUTANT MONSTER HP をご覧ください。
BY STAFF OHSAWA
2009年07月05日
2009年07月03日
明日FINAL
久々のリハーサルを終え、ファイナルライブでの曲順をまた練り直す。「CULTURE」「GENERATION」そんなキーワードで今年1年を2つのツアーに分けてスタートした。そしてもうその前半戦である新譜ツアーも残す所あと1本、明日の渋谷O-WESTだけになった。
また「40曲演りますよね!」そんなスタッフの気軽な声と「また演る気ですか?」苦笑い気味のリョウの声が頭の中で交差する。何にせよ、昨年に続き、長いライブにはなるだろう。
ワンマンでやるライブは年内ではこの日が最後になる。どのライブでもライブはライブ。SEが鳴ってステージに上がってしまえば、ひたすらラストまでハイテンションで突っ走る。そこに何ら違いはないのだが、それでもツアーのファイナルは、そのステージに上がるまでの気持ちをどこか高ぶらせる。ワンマンだという事もあるだろう。またDVD化に備えてビデオ撮りをする所為もあるかも知れない。何よりもファイナルという言葉の響きが大きい気もする。
今回のツアーを通して見れば、ダイブなど激しいライブがやたら多かった。相も変わらず親父たちが暴れている場所もあれば、若い連中が多かった場所もある。機材破損などの痛いトラブルもあったが、来てくれた連中のボルテージは高かった。おかげでそれに煽られて、メンバーもかなりヒートアップしたような気がする。これがライブ、それを実感したツアーだった。
ライブは当たり前だがナマモノだ。書き方を変えれば生物、つまり生きているって事だ。だから時には俺たちが演ってても、勝手に一人歩きする事もある。それをどうコントロールするかはやる側に寄るが、あえてそういう部分を計算しないのが、ロックのライブの良さだとも俺は思う。
随分前の話だが、故マイケル・ジャクソンのショーを観た時(確か東京ドームだったか?)、その100%のパーフェクトさに強烈なショックを受けた記憶がある。何一つミスのないパフォーマンスが始めから終わりまで絵コンテ通りに進む。その完成度は客側の感動さえもやる側の意図された通りじゃないかと思えるものだった。それは、これも古いが、オリンピックの体操で初めて10点満点を出して世間を感動させた、あのコマネチの完璧な演技を見た時と同じようなものだった。そのショックのおかげで、逆にまったく計算出来ないものを自分は求めてる、だからロックのライブが好きなんだと改めて気づいた。
今も昔も俺にとってライブの醍醐味はスリリングさにある。もちろんアクシデントは実際にはあっては困るのだが、そのスリリングさの頂点は、いつも何かハプニングが起きそうな限界ギリギリの所に存在する。哀しいかな、そしてその紙一重の所を飛び越えてしまうと一転して醜悪なものになってしまうのだが。まさに危うさは矛盾だらけの人間と不可解な人生とも通じるものだなとも思う。
ヒートアップし切った気持ちを抱いて、明日そのギリギリのラインを目指す。感性の陶酔へ。
by HIKAGE
また「40曲演りますよね!」そんなスタッフの気軽な声と「また演る気ですか?」苦笑い気味のリョウの声が頭の中で交差する。何にせよ、昨年に続き、長いライブにはなるだろう。
ワンマンでやるライブは年内ではこの日が最後になる。どのライブでもライブはライブ。SEが鳴ってステージに上がってしまえば、ひたすらラストまでハイテンションで突っ走る。そこに何ら違いはないのだが、それでもツアーのファイナルは、そのステージに上がるまでの気持ちをどこか高ぶらせる。ワンマンだという事もあるだろう。またDVD化に備えてビデオ撮りをする所為もあるかも知れない。何よりもファイナルという言葉の響きが大きい気もする。
今回のツアーを通して見れば、ダイブなど激しいライブがやたら多かった。相も変わらず親父たちが暴れている場所もあれば、若い連中が多かった場所もある。機材破損などの痛いトラブルもあったが、来てくれた連中のボルテージは高かった。おかげでそれに煽られて、メンバーもかなりヒートアップしたような気がする。これがライブ、それを実感したツアーだった。
ライブは当たり前だがナマモノだ。書き方を変えれば生物、つまり生きているって事だ。だから時には俺たちが演ってても、勝手に一人歩きする事もある。それをどうコントロールするかはやる側に寄るが、あえてそういう部分を計算しないのが、ロックのライブの良さだとも俺は思う。
随分前の話だが、故マイケル・ジャクソンのショーを観た時(確か東京ドームだったか?)、その100%のパーフェクトさに強烈なショックを受けた記憶がある。何一つミスのないパフォーマンスが始めから終わりまで絵コンテ通りに進む。その完成度は客側の感動さえもやる側の意図された通りじゃないかと思えるものだった。それは、これも古いが、オリンピックの体操で初めて10点満点を出して世間を感動させた、あのコマネチの完璧な演技を見た時と同じようなものだった。そのショックのおかげで、逆にまったく計算出来ないものを自分は求めてる、だからロックのライブが好きなんだと改めて気づいた。
今も昔も俺にとってライブの醍醐味はスリリングさにある。もちろんアクシデントは実際にはあっては困るのだが、そのスリリングさの頂点は、いつも何かハプニングが起きそうな限界ギリギリの所に存在する。哀しいかな、そしてその紙一重の所を飛び越えてしまうと一転して醜悪なものになってしまうのだが。まさに危うさは矛盾だらけの人間と不可解な人生とも通じるものだなとも思う。
ヒートアップし切った気持ちを抱いて、明日そのギリギリのラインを目指す。感性の陶酔へ。
by HIKAGE